新年のご挨拶
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
本年が皆様にとって、心豊かな希望のある年となりますことを祈念しております。
さて、振り返りますと2020年は、新型コロナウイルス感染症という未曾有の事態に直面した1年でした。
今なお、感染症拡大が続いている状況です。
そうした中、外出や移動の制限などの影響で「新しい日常」への適応が求められ、私たちの行動様式も一変しました。
ビジネスの現場においては、リモートワークやオンラインでの働き方の模索も進み、
デジタル トランスフォーメーション(DX)という概念が急速に広まった一年でもありました。
「新しい日常」という言葉で表現された今は、歴史を振り返ると必ず似たような出来事と重ねることができます。
そこには時代が変わっていく起点となる出来事や事象というものが必ずあり、
その度に苦難を乗り越え進化してきた歴史があります。
変化の早い現代において、今回の新型コロナウイルス感染症による脅威は、
「立ち止まって考えるよい機会」と捉えることができないでしょうか。
作家の塩野七生さんは、NHKのテレビ番組でコロナ禍の今を、
「私たちは階段の踊り場にいる」と表現されていました。
まさに、「これから上っていく先を見据えて息を整えるところ」だと言えます。
このような時代だからこそ、目の前の事象や対処療法に振り回されない強い気持ちと、
俯瞰した知力・教養が必要だと感じています。
そんなことを念頭に置いて、1年のスタートを切りたいと思います。
今年は、「不易流行」の精神で、変化していくもの(時代性)を捉え、
変わらないもの(普遍性)を大切にしていくことがテーマの一つです。
そして、皆様のビジネスや事業の持続的な発展に貢献できるよう、精一杯取り組んで行きたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年1月吉日
TERAMOTO社会保険労務士法人
代表社員 寺本健太郎