2015.05.23

コラム

壺中100年の会 in　四国　高知＆香川

㈱ＳＶＣ主催のベンチマーク事業で、今年「日本で一番大切にしたい会社大賞」を受賞された高知県の㈱ファースト・コラボレーション、そして同じく今年「四国で一番大切にしたい会社大賞」を受賞された香川県の(有)協同回収を視察してきました。

㈱ファースト・コラボレーションは、不動産賃貸仲介業「エイブル」の店舗を運営する会社です。社員全員の参画で経営理念を確立し、ノルマなし、歩合なし、命令なしのフラットで風通しの良い経営を実践しておられます。

社員全員主役の組織が達成したのはＣＳ日本一

大切にされている社員たちが出した結果は、フランチャイズに加盟しているエイブル顧客満足度アンケートで、約800店舗の中で1位。また個人部門でも2006年度以降全国上位トップ10で表彰される社員を継続して輩出し続け、2014年は約3200人中1位、2位、3位、5位、8位の5人が同社社員という驚異の結果を代続けている企業です！

店舗は、思った以上にレトロです。

狭い店内には、お客様が入りきらなくなり、従業員のデスクで商談することもあるそうです

武樋社長とパシッ！

「社長のための、社長が主役の会社ではなく、社員一人ひとりのより良い人生のための、社員が主役の会社が理想です。」とのお言葉。

（有）協同回収は、香川県にある総合リサイクル業を営む会社です。Ecoと（え～こと）事業と称してリサイクルの向上と障がい者雇用に取り組まれております。リサイクル事業も競争や利益の確保が難しい業界ですが、この会社は、デジタル家電やパソコンなど基盤のついたものを分解する技術が大変優れているというところが特徴です。よその業者が嫌がる作業をあえて自社の強みとして展開し、同業他社からも仕事を受注するというビジネスモデルを作られました。また、障がい者雇用率は驚異の44.44％！（2015年2月1日現在）障がい者と健常者が支えあうだけでなく、障がい者同士がパートナーを組みながら助け合って働くというシステムがあります。平成11年に創業されて今年で16年目ということですが、今ではエコステーション、リサイクルショップ、オークション会場などグループ会社を含め香川県に20拠点を運営しています。社長は若干39歳！驚きです。

このような過酷な現場で、障がいのある社員のみなさんが一生懸命働いておられました。

この会社、自社のノウハウを包み隠すことなく公開しておられます。自分たちの利益だけでなく、社会にとっての利益を追求されている証ですね。

柴田社長とパシッ！

人間的に大変豊かな方です。